2018年6月の記事一覧

京都で「大文字焼き」ということばはなぜか禁句のような雰囲気を持っています。
大文字焼き」と聞くと無性にいやがるひとは確かにいます。
大文字焼きって・・・大判焼きとちゃうねんから」とか言うて。


五山の送り火」「大文字送り火」というのが現在の公式の呼び方です。
まとめて「大文字五山送り火」とも。

音のない静かな宗教行事ですから、送り火のほうがイメージにも合っていますね。
「焼き」ではなんだか威勢がいいというか騒がしいような、お祭りっぽいような...。


ただし、江戸時代には京都でも「大文字焼き」と呼んでいたという記録があります。
『如意ヶ嶽観世音并大文字焼略記』(銀閣寺所蔵の江戸時代の書物 詳細は不明ですが)
昭和になってからも多くの京都人が大文字焼きと呼んでいます。
ムキになって「大文字焼きではない!」という人は勉強不足です...。
庶民の歴史的には大文字焼きが先。由緒があるのは「大文字焼き」でしょう。


ことばは変化するもの。
昔は「大文字焼き」が正解で、「送り火」は明治以後に浸透しはじめた呼び方。
五山の送り火」となるとかなり最近で、昭和以降でしょう。(戦後という説もあります)
公の立場でない京都の地元の人は平気で「大文字焼き」という人も多いのです。




京都西陣生まれの入江敦彦氏の京都本『京都人だけが知っている』の中にも「大文字焼き」と書かれています。



祇園出身の杉本彩さんも「大文字焼き」と呼んでいます。(ネットで叩かれてましたけども)



松本清張氏の小説「火と汐」の中でも、大文字焼きと五山の送り火の両方の表記があるが、大文字焼きが優勢。


大文字焼き」をいやがる人は、わりとここ最近の京都人かもしれません。
歴史を学べば、「京都には大文字焼きなんてあらしまへんえ」などというシニカルな発言はできなくなるはずです。
物事を断言する人はたいてい勉強不足の人。
京都の大文字焼きが全国に広がり、各地の大文字焼きとなり、そのあとで本家の京都がハシゴを外して、大文字焼きと呼ばなくなったという経緯でしょうか。


こんなニュアンスかも。

『"超"地元民は「別にどっちでもいーやん」と言いますが、出没する"自称"京都マニアとか、京都ブランドを鼻に掛ける最近引っ越してきたヨソサンが怒ります』
(yahoo!知恵袋より引用)

『8月に入りまして「五山の送り火」の呼び方でドヤ顔するおっさんが出没する季節になってまいりました。』
(X 旧ツイッターより)
 



結論としては、
大文字焼き」も「大文字送り火」もどちらも間違いではない。
公式には「大文字送り火」。 保存会が送り火と呼んでいるのでこれが公式の呼び名です。
大文字焼き」は通称・俗称。

そもそも会話では、「五山」も「焼き」もつけずに単に「だいもんじ」という人がもっとも多いと思います。
妙法も船形も「だいもんじ」!(すごくテキトーです
あるいは敬称をつけて「だいもんじさん」(これはけっこう年配の方か)。
あるいは単に「送り火」という人も多いです。

ニュースで「大文字焼き」ときくのは違和感があります。俗称だから公的なものには使えません。


「大文字山焼き」というと、完全にペケです。
若草山のような山焼きではないということで。






ちなみに大文字焼きと呼ぶ行事には次のようなものがあります。
● 秋田県大館市の大文字まつりの鳳凰山大文字焼き
● 神奈川県足柄下郡箱根町で行われる箱根大文字焼き
● 静岡県三島市で行われる三島大文字焼き。京都の2倍の大きさだそうです。
● 山梨県笛吹市一宮町の大文字焼き。
● 栃木県佐野市の三毳山(みかも山)で行われる三毳山大文字焼き


大文字焼きは関東に多いようです。
だから関東の人は自然に大文字焼きと言ってしまうのでしょう。
でも、箱根大文字焼きの始まった大正時代には、まだ京都でも「大文字焼き」のほうが優勢だったはず。(五山送り火という名称はまだ存在しません)
ですから、京都にならって大文字焼きという名前をつけたわけで、大文字焼きという呼び方を関東の人に広めた張本人は本家京都だとも考えられるのです。


参考になる本:
京都の祭り暦/森谷 尅久
京都の祭り暦 (Shotor travel)


京都大不満/嵯峨 徳子
京都大不満

京都人だけが知っている/入江 敦彦
京都人だけが知っている (宝島SUGOI文庫 D い 1-1)





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町の中にぽっこりと立つ双ヶ丘(雙ヶ岡)。標高は116メートル。

双ヶ丘

3つの丘が南北に並んだような形の丘です。一番高いのは北側の「一の丘」。
高いといっても登るのはカンタンです。

双ヶ丘一の丘

「一の丘」からは北側の仁和寺境内を見渡せたり、西側の町並みを見渡せたり、なかなかの眺望。

双ヶ丘から仁和寺


「一の丘」から鳥居形の送り火が見えます。

双ヶ丘から鳥居形の送り火


東側の眺望を見たい場合は「二の丘」へ移動すれば、「とおみのひろば」から少しばかり景色が開けます。
(二の丘自体は眺望がありません。)

双ヶ丘二の丘とおみのひろば

正面に比叡山。
左大文字は近いけれど、かなり側面。
そのとなりに妙法の法。
妙心寺の伽藍も見ることができます。

双ヶ丘とおみのひろば


大文字は右側に見えますが、松などが伸びていて、あまり見えやすいとはいえませんでした。

双ヶ丘二の丘とおみのひろばから大文字


ただ、送り火の夜に登る人がどれほどおられるかは、わかりません。当日行ったことはありませんので。

この双ヶ丘、山道には分かれ道や四つ角がたくさんあり、あまり標識がないので、迷います。
まあ迷ったところで、どこからでもすぐおりられますが。
双ヶ丘は20個近くの古墳が寄り集まった古墳群でもあります。


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晴明神社の少し北、堀川通沿いに建つ西陣織会館は、いつでも無料で入館できて、着物ショーも無料で見ることができるところ。

西陣織会館の屋上からは鳥居形以外の五山の送り火が見えるそうです。

2017年は事前申し込み制でひとり2000円、先着150名となっていました。

最新の情報は西陣織会館さんにお尋ねください。


西陣織会館
京都府京都市上京区堀川通今出川南入


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みんなが集まる人気スポット

大勢の人とともに五山送り火を見る。浴衣で出かければ風情も倍増です。

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  12. ホテルに宿泊して鑑賞
  13. レストランで鑑賞
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五山の送り火観賞レポート

わたしが実際に五山送り火を見たレポートです。

  1. 右の大文字の送り火を見ました
  2. 妙法の法の送り火を見ました
  3. 妙法の妙の送り火を見ました
  4. 船形の送り火を見ました
  5. 左大文字の送り火を見ました
  6. 鳥居形の送り火を見ました

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