2016年8月16日火曜日。五山の送り火の日。
妙法の妙の送り火を見るために松ヶ崎の宝ケ池公園球技場へ。
地下鉄「松ヶ崎駅」で下車。7時前は見物に来た方々がぱらぱらと歩いている程度。

松ヶ崎駅

時刻表も送り火仕様。

送り火の地下鉄増発


球技場についたのは7時。雨は降っておらず、地面も乾いていました。
コンクリートに腰かけて、わくわくして待ちます。スタンドのライトは煌々とフィールドを照らします。
山からはツクツクボウシの合唱が聞こえ、夏の夕暮れといったかんじ。

myou12.jpg

天気予報はずっと曇りだったのですが、台風が来ていて予報は大きく外れました。
雷鳴がとどろき、大粒の雨が降り出します。大雨洪水警報が発令。

「きっと一昨年のように、送り火スタートとともに、雨はぴたりとやみ、ツイッターに『さすが千年の魔界都市京都!』などと書くひとがいるのだろう。」と楽観視していましたが、雨足は激しくなるばかり。
直前になっても見物人はそれほど増えません。


土砂降りの中、8時前にスタジアムの照明は落とされ闇に。
8時10分より少し遅れて妙の送り火点火。

妙法の送り火の写真


すぐに完璧な字形に。雨でも火勢はじゅうぶん。

妙法の送り火の写真

しかし雨は強くなるばかり。
服はずぶ濡れ。
いつもなら山の上のひとの声や薪のはぜる音がよく聞こえるはずですが、今日は傘を叩く雨音にかき消されます。
右側の一直線の光は狐坂を走るクルマのライト。

妙法の送り火の写真

西には船形がゆらりと浮かんでいます。

送り火


帰りの北山通は渋滞。送り火を見に来たのではなく、ただ家路を急ぐクルマはつらいでしょう。

送り火の渋滞

帰りの電車にはずぶ濡れの人がたくさん乗っていました。エアコンはキンキンの冷え冷え。
風邪ひかないようお大事に。


豪雨のため、今年の大文字は雨に霞みがちだったそうです。
遠くから見る場所ではまったく見えないところもあったとか。(どうやら出町柳でもほとんど見えなかったそうです)
人出もだいぶん少なく、3万人という京都府警の発表。
実際行って土砂降りを浴びて、行かないほうが正解だったかもなあと感じました。


以下はニュースより

市内は激しい雨に。賀茂川にかかる出雲路橋では、「船形」は望めたものの「大」の文字は見ることがかなわず、集まった人から残念がる声が上がっていた。(読売新聞)

京都の東山に「大」の文字が浮かび上がるはずでしたが・・・、叩きつけるような雨が降った京都市内からは、文字はほとんど見ることができませんでした。あいにくの雨の中、市内のホテルの屋上からは西賀茂の「船形」、大北山の「左大文字」は確認することができました。(毎日放送)

京都市内には16日の夕方から大雨警報が出され、毎年午後8時に鴨川の奥に浮かび上がるはずの「大」の文字が、叩きつけるような雨に阻まれて見えませんでした。「全然見えなかった(男性観光客)」(関西テレビ)


出町橋西詰では多くの人が「大文字」を眺めようと集まったが、雲の切れ間に数秒ほど炎が見えた程度で、落胆ムードが広がった。(京都新聞)


このページをシェアする

極上ディナー+最上階から素晴らしい送り火鑑賞!そのまま渋滞知らずで優雅に宿泊。
チェック 》 》 五山の送り火が見えるホテル 宿泊予約♪