京都五山の送り火ヘッダ画像

「五山送り火」と一致するもの

吉田山の南側はでこぼこした面白い地形の場所で、小さい丘のようなところがいくつもあります。
そのひとつが吉田神葬墓地。太元講社の管理する墓苑です。

吉田神葬墓地で五山送り火


吉田神葬墓地で五山送り火

通りから一段高い見晴らしの良い丘にお墓が並んでいます。

吉田神葬墓地で五山送り火

東側には如意ヶ嶽の大文字。

吉田神葬墓地で五山送り火

西のほうには左大文字と鳥居形が見えます。

吉田神葬墓地で五山送り火

鳥居形は陽炎の向こうに遠くに小さく。

吉田神葬墓地で五山送り火

送り火の夜に墓地内に入れるかどうかはわかりませんでした。管理事務所には誰もおられませんでしたので。


吉田神葬墓地
京都府京都市左京区吉田下大路町


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一乗寺の詩仙堂や八大神社辺りまで坂道を登れば、船形や左大文字・妙法の法の字が見える場所が増えてきます。

八大神社。

八大神社で五山送り火

特にここがいいという場所はないのですが、近所の方々が道に出て、送り火を眺める姿が見られます。

八大神社の鳥居から見える法の字。

八大神社で五山送り火

少し登って野仏庵の門前あたりから見える船形。

八大神社で五山送り火


稱名寺さんから見える左大文字。

称名寺で五山送り火

坂道をずんずん登れば、狸谷山不動院さんです。さらに眺望は広がります。


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京都で「大文字焼き」ということばはなぜか禁句のような雰囲気を持っています。
大文字焼き」と聞くと無性にいやがるひとは確かにいます。
大文字焼きって・・・大判焼きとちゃうねんから」とか言うて。


五山の送り火」「大文字送り火」というのが現在の公式の呼び方です。
まとめて「大文字五山送り火」とも。

音のない静かな宗教行事ですから、送り火のほうがイメージにも合っていますね。
「焼き」ではなんだか威勢がいいというか騒がしいような、お祭りっぽいような...。


ただし、江戸時代には京都でも「大文字焼き」と呼んでいたという記録があります。
『如意ヶ嶽観世音并大文字焼略記』(銀閣寺所蔵の江戸時代の書物 詳細は不明ですが)
昭和になってからも多くの京都人が大文字焼きと呼んでいます。
ムキになって「大文字焼きではない!」という人は勉強不足です...。
庶民の歴史的には大文字焼きが先。由緒があるのは「大文字焼き」でしょう。


ことばは変化するもの。
昔は「大文字焼き」が正解で、「送り火」は明治以後に浸透しはじめた呼び方。
五山の送り火」となるとかなり最近で、昭和以降でしょう。(戦後という説もあります)
公の立場でない京都の地元の人は平気で「大文字焼き」という人も多いのです。




京都西陣生まれの入江敦彦氏の京都本『京都人だけが知っている』の中にも「大文字焼き」と書かれています。



祇園出身の杉本彩さんも「大文字焼き」と呼んでいます。(ネットで叩かれてましたけども)



松本清張氏の小説「火と汐」の中でも、大文字焼きと五山の送り火の両方の表記があるが、大文字焼きが優勢。


大文字焼き」をいやがる人は、わりとここ最近の京都人かもしれません。
歴史を学べば、「京都には大文字焼きなんてあらしまへんえ」などというシニカルな発言はできなくなるはずです。
物事を断言する人はたいてい勉強不足の人。
京都の大文字焼きが全国に広がり、各地の大文字焼きとなり、そのあとで本家の京都がハシゴを外して、大文字焼きと呼ばなくなったという経緯でしょうか。


こんなニュアンスかも。

『"超"地元民は「別にどっちでもいーやん」と言いますが、出没する"自称"京都マニアとか、京都ブランドを鼻に掛ける最近引っ越してきたヨソサンが怒ります』
(yahoo!知恵袋より引用)

『8月に入りまして「五山の送り火」の呼び方でドヤ顔するおっさんが出没する季節になってまいりました。』
(X 旧ツイッターより)
 



結論としては、
大文字焼き」も「大文字送り火」もどちらも間違いではない。
公式には「大文字送り火」。 保存会が送り火と呼んでいるのでこれが公式の呼び名です。
大文字焼き」は通称・俗称。

そもそも会話では、「五山」も「焼き」もつけずに単に「だいもんじ」という人がもっとも多いと思います。
妙法も船形も「だいもんじ」!(すごくテキトーです
あるいは敬称をつけて「だいもんじさん」(これはけっこう年配の方か)。
あるいは単に「送り火」という人も多いです。

ニュースで「大文字焼き」ときくのは違和感があります。俗称だから公的なものには使えません。


「大文字山焼き」というと、完全にペケです。
若草山のような山焼きではないということで。






ちなみに大文字焼きと呼ぶ行事には次のようなものがあります。
● 秋田県大館市の大文字まつりの鳳凰山大文字焼き
● 神奈川県足柄下郡箱根町で行われる箱根大文字焼き
● 静岡県三島市で行われる三島大文字焼き。京都の2倍の大きさだそうです。
● 山梨県笛吹市一宮町の大文字焼き。
● 栃木県佐野市の三毳山(みかも山)で行われる三毳山大文字焼き


大文字焼きは関東に多いようです。
だから関東の人は自然に大文字焼きと言ってしまうのでしょう。
でも、箱根大文字焼きの始まった大正時代には、まだ京都でも「大文字焼き」のほうが優勢だったはず。(五山送り火という名称はまだ存在しません)
ですから、京都にならって大文字焼きという名前をつけたわけで、大文字焼きという呼び方を関東の人に広めた張本人は本家京都だとも考えられるのです。


参考になる本:
京都の祭り暦/森谷 尅久
京都の祭り暦 (Shotor travel)


京都大不満/嵯峨 徳子
京都大不満

京都人だけが知っている/入江 敦彦
京都人だけが知っている (宝島SUGOI文庫 D い 1-1)





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みんなが集まる人気スポット

大勢の人とともに五山送り火を見る。浴衣で出かければ風情も倍増です。

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  12. ホテルに宿泊して鑑賞
  13. レストランで鑑賞
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五山の送り火観賞レポート

わたしが実際に五山送り火を見たレポートです。

  1. 右の大文字の送り火を見ました
  2. 妙法の法の送り火を見ました
  3. 妙法の妙の送り火を見ました
  4. 船形の送り火を見ました
  5. 左大文字の送り火を見ました
  6. 鳥居形の送り火を見ました

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