京都五山の送り火ヘッダ画像

「大文字」と一致するもの

白川通りへ向かう今出川通り北側から東を見ると大きく大文字が見えます。
夏の大文字

大文字の火床から。
加茂街道

白川通りを越えてどんどん銀閣寺に近づいても見えるところが多いです。(川の北側の道など。)
銀閣寺道
(銀閣寺に向かう道)

あまり知られていませんが、北側へそれて進むと高台になっていて、空き地や公園から迫力ある大文字を見ることができます。大の字の下のほうは少し樹木に隠れます。(住宅街ですのでお静かに)
銀閣寺の近くの空き地
(銀閣寺の近くの空き地)

大文字の火床からもよく見えています。
銀閣寺道

銀閣寺前町公園についてはこちら


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妙法の送り火の地図
地下鉄「松ヶ崎」駅周辺や宝が池公園スポーツ広場、宝ヶ池教習所の周辺、ノートルダム女子大では近くに「妙」が見えます。
大文字が同時に見えたり、船形が少し見えたり、複数見えるスポットもあります。
妙の送り火
宝ヶ池教習所から見た「妙」

宝ヶ池教習所


スポーツ広場から見た「妙」。
宝が池公園球技場
》 》 宝が池公園球技場から妙の送り火を見たレポート

もう少し近づいてみました。狐坂です。
ちょっと怖い話も多い道...。
松ヶ崎駅周辺


狐坂を登れば眺望が広がり、大文字左大文字も見えます

一番良い場所にある宝ヶ池球技場のスタンドも以前は開放されていましたが、最近は閉まっているようです。
煙草のポイ捨てとゴミがひどかったようで...。

松ヶ崎で送り火

松ヶ崎で送り火

ローソンのあたりからは船形も。
船形の送り火

駅の東方の北山通の辺りからは「法」を間近にながめることができます。
法の送り火

2012年の法の送り火。山上の方のやりとりや火がバチバチと燃える音までよく聞こえます。
五山送り火

マツヤデンキの駐車場裏から。北山通りの一本北の通りです。
法の送り火

その近くの路上から。
法の送り火

北山通りのちょっと南側から見る法の送り火
やっぱり駐車場や田んぼ越しに見るスポットを探せばよく見えます。
法の送り火

タイヤ館から。
法の送り火

こちらは松ヶ崎大黒天の鳥居から見る法の送り火
法の送り火

少し距離はありますが、北山通りをのんびりと歩きながら妙法の送り火両方を観る事ができます。
京都工芸繊維大のグラウンドも見やすいです。

法の火床からの眺め。マツヤデンキの駐車場もよく見えますね。
法の景色

帰りはたいへんな渋滞ですから、クルマで来ないほうがいいでしょう。
妙の送り火
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アクセス:京都市営地下鉄「松ヶ崎」駅下車、JR京都駅から市バス4で「松ヶ崎駅前」下車。


回転寿司の魚坐(ととざ)さんの駐車場からは大文字が見えます。
大文字送り火
屋台も出て賑わいます。海鮮の網焼きなんかがあっていいニオイに誘われてたくさんの人が。
(でも、妙法が見えない...)


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京都で「大文字焼き」ということばはなぜか禁句のような雰囲気を持っています。
大文字焼き」と聞くと無性にいやがるひとは確かにいます。
大文字焼きって・・・大判焼きとちゃうねんから」とか言うて。


大文字送り火」「五山の送り火」というのが現在の公式の呼び方です。
まとめて「大文字五山送り火」とも。

音のない静かな宗教行事ですから、送り火のほうがイメージにも合っていますね。
「焼き」ではなんだか威勢がいいというか騒がしいような...。


ただし、江戸時代には京都でも「大文字焼き」と呼んでいたという記録があります。
昭和になってからも多くの京都人が大文字焼きと呼んでいます。
あんまりムキになって「大文字焼きではない!」というのはあさはかで大人げない...。
歴史的には大文字焼きが先。由緒正しいのは「大文字焼き」でしょう。


ことばは変化するもの。
昔は「大文字焼き」が正解で、「送り火」は明治以後に浸透しはじめた呼び方。
五山の送り火」となるとかなり最近で、昭和以降でしょう。(戦後という説もあります)
公の立場でない京都の地元の人は平気で「大文字焼き」という人も多いのです。




京都西陣生まれの入江敦彦氏の京都本『京都人だけが知っている』の中にも「大文字焼き」と書かれています。



祇園出身の杉本彩さんも「大文字焼き」と呼んでいます。



松本清張氏の小説「火と汐」の中でも、大文字焼きと五山の送り火の両方の表記があるが、大文字焼きが優勢。


大文字焼き」をいやがる人は、わりとここ最近の京都人かもしれません。
歴史を学べば、「京都に大文字焼きなんておまへんで」などというシニカルな発言はできなくなるはずです。
京都の大文字焼きが全国に広がり、各地の大文字焼きとなり、そのあとで本家の京都がハシゴを外して、大文字焼きと呼ばなくなったという経緯でしょうか。


こんなニュアンスかも。

『"超"地元民は「別にどっちでもいーやん」と言いますが、出没する"自称"京都マニアとか、京都ブランドを鼻に掛ける最近引っ越してきたヨソサンが怒ります』
(yahoo!知恵袋より引用)

『8月に入りまして「五山の送り火」の呼び方でドヤ顔するおっさんが出没する季節になってまいりました。』
(ツイッターより。)
 



結論としては、
大文字焼き」も「大文字送り火」もどちらも間違いではない。
公式には「大文字送り火」。
大文字焼き」は通称・俗称。

そもそも会話では、「五山」も「焼き」もつけずに単に「だいもんじ」という人がもっとも多いと思います。
妙法も船形も「だいもんじ」!(すごくテキトーです
あるいは敬称をつけて「だいもんじさん」(これはけっこう年配の方か)。
あるいは単に「送り火」という人も多いです。

ニュースで「大文字焼き」ときくのは違和感があります。俗称だから公的なものには使いません。


「大文字山焼き」というと、完全にペケです。
若草山のような山焼きではないということで。






ちなみに大文字焼きと呼ぶ行事には次のようなものがあります。
● 秋田県大館市の大文字まつりの鳳凰山大文字焼き
● 神奈川県足柄下郡箱根町で行われる箱根大文字焼き
● 静岡県三島市で行われる三島大文字焼き。京都の2倍の大きさだそうです。
● 山梨県笛吹市一宮町の大文字焼き。
● 栃木県佐野市の三毳山(みかも山)で行われる三毳山大文字焼き


大文字焼きは関東に多いようです。
だから関東の人は自然に大文字焼きと言ってしまうのでしょう。
でも、箱根大文字焼きの始まった大正時代には、まだ京都でも「大文字焼き」のほうが優勢だったはず。(五山送り火という名称はまだ存在しません)
ですから、京都にならって大文字焼きという名前をつけたわけで、大文字焼きという呼び方を関東の人に広めた張本人は本家京都だとも考えられるのです。


参考になる本:
京都の祭り暦/森谷 尅久
京都の祭り暦 (Shotor travel)


京都大不満/嵯峨 徳子
京都大不満

京都人だけが知っている/入江 敦彦
京都人だけが知っている (宝島SUGOI文庫 D い 1-1)





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みんなが集まる人気スポット

大勢の人とともに五山送り火を見る。浴衣で出かければ風情も倍増です。

  1. 出町三角州
  2. 船岡山
  3. 賀茂川堤防
  4. 高野川堤防
  5. 松ヶ崎
  6. 吉田山・神楽岡
  7. 京都御苑(御所)
  8. 嵐山渡月橋
  9. 広沢池
  10. 西大路通り
  11. 京都駅ビル空中経路
  12. ホテルに宿泊して鑑賞
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五山の送り火観賞レポート

わたしが実際に五山送り火を見たレポートです。

  1. 右の大文字の送り火を見ました
  2. 妙法の法の送り火を見ました
  3. 妙法の妙の送り火を見ました
  4. 船形の送り火を見ました
  5. 左大文字の送り火を見ました
  6. 鳥居形の送り火を見ました

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