五山の送り火雨天時にはどうなるのか?と気をもむ天気の年もありますね。
雨
火を燃やす行事ですから、雨なら大変な作業になるのは想像できます。
山道を上り下りするだけでも大変です。


結論からいえば、五山の送り火雨天決行台風決行、集中豪雨決行です。
実際、この50年間、中止は一度もありません。


ただ、雨天の場合、送り火は決行されても、鴨川河川敷への立ち入りが禁止になることもありますので、外で見る方はお気をつけください。
2016年のように豪雨で火がまったく見えないということもありました。悪天候のときは自宅でKBS京都の生中継を見るのがベターです。
2018年には京都でもとんでもない雨の降り方を経験しました。危険と感じたらまず川から離れましょう。




以下は以前の記事ですが、参考にお読みいただければと思います。


2014年8月16日お昼現在、京都は土砂降りです。雷もゴロゴロと鳴っています。
さきほど渡った鴨川は茶色く濁っていました。 

京都 鴨川
(ANNニュースより)河川敷も冠水しています。

 
8月中旬は、祇園祭の時期とは違ってあまり雨の降らないシーズンということもありますが、
送り火はいままではかなりの雨天でも決行してきました。
火床に薪を積んだあと、ひとつずつ防水シートをかけてガードして雨をしのぎます。
保存会はプロ集団ですから、伝統的に積み上げてきたテクニックがさまざまにあるのでしょう。

記録を見ると、大文字送り火の雨天順延は1963年。東山の集中豪雨のため。
その日も、雨の中、他の四山は送り火を決行したそうです。
それ以前の送り火の中止は戦時中。

1964年以降は多少の荒天でも、決行してきたようです。
50年間、送り火の雨天順延や中止は無し!


 
保存会のみなさんやお手伝いの方々に怪我のないようお祈りします。
(2014年8月16日お昼)


*************************************
16日16時23分現在、京都市には大雨洪水警報発令中。
土砂災害警戒情報も。
京都観光協会のサーバーは落ちていますね。

鴨川増水のため、河川敷への立ち入りが禁止されました。
警察や警備の方の誘導には従ってください。

KBS京都で見るほうが賢明かもしれませんね。

京都御苑 冠水
京都御苑前も冠水(TBSニュースより)


 


*************************************

あんなに降り続いた雨も雷も送り火前にほとんどやみました。
大雨洪水警報と土砂災害警戒情報は解除されていませんが、送り火はつつがなく行われました。
例年の人出10万人に対して、今日は4万人だったそうです。(京都府警調べ)


これは雷が光った瞬間。8時半なのにちょっとだけ青空が見えました!

北白川

ツイッターを見ると、
「見事に雨雲が洛中を避けている。さすが千年の魔界都市京都。」
「不思議に送り火の頃には雨も雷も止みましたね。魔界です京都は。」
なんていう書き込みも見られました!
(16日21時50分)

理事長の山本正さんのことば
「先祖から続く盂蘭盆会の行事。何があっても16日に火を付けるという思い」
(京都新聞より)




【追記】
2016年は豪雨の中の送り火決行となり、京都の魔界都市伝説はちょっと破綻しました。


このページをシェアする

極上ディナー+最上階から素晴らしい送り火鑑賞!そのまま渋滞知らずで優雅に宿泊。
チェック 》 》 五山の送り火が見えるホテル 宿泊予約♪