JR二条駅ホーム上からは大文字、左大文字、船形、鳥居の4山が見えるそうです。
二条駅は背の高いビルに囲まれていますので、視界が開けている場所を探す必要があります。
ただし、プラットホームで遠景に気を取られていると危険ですから、あまりおすすめはしません。
いつも利用しているなら、ちょっと時間を調整して見てみるとよいでしょう。
その時間にJR車内にいて近辺を走っているなら窓の外を探してみましょう。
二条駅で下車して、すぐ近くのスーパーマーケット「ライフ」に行って送り火を見ることもできます。
くわしくはこちら。
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https://bigkarasu.com/post-50.htmlJR二条駅ホームで五山送り火
2003年9月13日、京都市や宇治市のフリーターや学生25人が懐中電灯を手に大文字山に登り、優勝マジック「2」を点灯した阪神タイガースの応援のため、阪神のマークを懐中電灯の光で灯した事件がありました。
当然、大文字保存会は激怒、警察も出る騒ぎになりました。
(京都新聞より:http://www.kyoto-np.co.jp/kp/koto/gozan/08.php)
大文字は信仰の山なので、なんともデリカシーのない話ですが、
それ以前に「自分ちの庭に勝手に知らない人たちが来てバーベキューをするような違和感」はあったでしょうね。
ただ、阪神ファンは純粋に「わ〜!」って喜んだかもしれませんけど。。。
阪神が優勝した2003年の3連発。浜中・片岡・アリアス
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https://bigkarasu.com/post-40.html阪神タイガース優勝と大文字送り火事件
大文字送り火が終わったあとの消炭は粉末にして服すると持病が癒えると言われ、点火前から消し炭を求めて山に入る人で混雑します。入山禁止のはずですが。
たくさんの消し炭が出ますが、消火直後から拾われていきますし、大勢の人に配るために大量に持ち帰る方も多いので、大きなものはきれいさっぱり無くなってしまいます。
(中にはそれを売る業者もいます。保存会の了承は得ているのかな?)
(2010年は17日午後4時に大文字山に登りましたが、大きなものは全く残っておらず、親指大のものしかありませんでしたよ。)
現在は家庭の魔除け・厄除けとして半紙などに包んで軒先に吊るすことが多いそうです。
※ 大切な火床の石に座ったり、踏んだりしないように気をつけましょう。
>> 大文字の消し炭おすそわけしています。
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https://bigkarasu.com/post-38.html大文字送り火の消し炭を拾いに行きましょう
京都市内を歩いていて、ふと山のほうを見ると真夏なのに「紅葉のようなもの」が点在します。
一瞬「おっ、綺麗」と思うのですが、紅葉ほど鮮やかではなく、まさに枯れた赤茶色・・・。
大文字山(如意ケ岳)のある東山をはじめとして、京都の北山、西山まで「ナラ枯れ」が進んでいます。
(大文字山の火床から見てもナラ枯れは目立ちます。)
京都だけでなく日本全国で拡大しつつあるそうです。
これはカシノナガキクイムシ(カシナガ)という虫の仕業。
2010年はひどい猛暑なので、広葉樹の給水機能が低下していて、被害の進みが速い(昨年の5倍予想)とのこと。
カシナガ退治には薬剤注入、楊枝挿し、シートの巻きつけなど地味な対策しかないそうで、この勢いを止めるのは難しいそうです。
(大文字山の登山道でも多くの樹に処置がされていました。)
新しい方法としては、カシナガの天敵の線虫をカシナガの幼虫に寄生させて退治するという「虫には虫を!」というようなやり方もあるそうです。
ナラの木に10カ所の穴を開けて、何千万匹もの線虫を水に混ぜて注入。
すると線虫は水を吸い上げる木の中の管を通って移動し、樹全体に広がってカシナガの幼虫にアタックします。
薬よりは効率がいいそうですが、これも1本1本人の手で作業を行わなければなりません。
山には見えていたって登れない、辿り着けないところもたくさんありますから、やはり相当たいへんな作業でしょう。。。
2010年の送り火では大文字保存会は火が燃え移らないよう、松割木の数を300から250本に減らし、枯れ木には事前に散水しました。
なので今年の大文字は消えるのが早かったような気がしました。
でも、山火事もなく無事送り火が行われたことはなによりです。
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https://bigkarasu.com/post-33.html京都のナラ枯れが進んでいます。
京菓匠鶴屋吉信のお菓子「山あかり」です。
ブルータスの手みやげ特集 和菓子部門で1位となった「つばらつばら」の五山送り火仕様です。
見栄えだけでなく、ふんわりもっちりとしてとてもおいしいです。
(それぞれの中身は同じです。)
8月8日から8月16日の五山送り火までの期間限定。
高島屋の通販サイトで鶴屋吉信をチェックしてみましょう。
》 》 鶴屋吉信の和菓子を見てみる
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https://bigkarasu.com/post-31.html鶴屋吉信の山あかり
五山の送り火をいっぺんに見ようと思ったとき、誰もが頭に浮かぶのが京都タワーではないでしょうか?
地上100mの高さを誇る京都タワー展望室からは素晴らしい眺望が広がります。
五山すべての送り火が見えます。
くっきりと見える左大文字と船形。
難易度の高い鳥居型も見えます!
クリックすると大きくなります。
大文字は少し側面っぽく「k」の字になりますが、その他は見事にこちらを向いてくれています。
大文字から見た京都タワー
鳥居形から見た京都タワー
左大文字から見た京都タワー
さて、8月16日にこの展望室で送り火を見るためには、京都タワーホテルの『五山の送り火鑑賞と晩餐の夕べ』プランを予約する必要があります。
ディナー+フリードリンク+展望室入場料でひとり20000円(税込み・サービス料込み)となっています。(2012年の例)
あるいはツアー会社の五山送り火ツアーを利用する方法もあります。
公式サイトで「五山送り火」などのキーワードを入力して国内ツアーを検索してみてください。
近畿日本ツーリストで五山送り火プランを探す
京都タワーの普段の営業時間は9:00〜21:00。
大人770円
クーポンを使うと650円(リンク切れのようです)
17台ある展望台の望遠鏡は無料で使えます。
※ 8月16日は時間が制限され、通常の営業は19:00までとなってしまい、そのまま送り火を見ることはできません。
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https://bigkarasu.com/post-30.html京都タワーで五山送り火
(写真:産經新聞より)
16日夜、京都の夏の風物詩「五山の送り火」が行われ、鮮やかな炎の文字が古都の夜空を焦がしました。
五山の送り火は、お盆に迎えた先祖の霊を再び冥土に送るための行事とされ、午後8時、如意ケ嶽(左京区)の「大」に続き、「妙・法」「船形」「左大文字」「鳥居形」が次々と点火され、古都の夜空に美しく浮かび上がりました。
16日の京都は残暑の厳しい日(市内の最高気温は35.5度)となりましたが、約10万人の見物客が詰めかけ、去り行く夏を惜しんでいました。
ナラ枯れの被害が目立つ大文字では、枯れ木に火の粉が燃え移らないよう配慮して、薪を例年の300束から250束に減らしたということです。
そういわれれば、見ていて少し線が細い印象があったような気がします。燃えている時間も短めでした。
夏なのに山が茶色くなり、紅葉のように見えるのは「ナラ枯れ」。
見た目にも広がっているのがわかります。
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https://bigkarasu.com/-2010.html京都五山の送り火 2010年は10万人
虚空蔵法輪寺さんは嵐山の中腹にある『十三まいり』で知られるお寺です。
針供養や人形供養でも有名です。
このお寺には広〜い展望デッキがあり、鳥居形と大文字の送り火が見えます。
けっこうボロボロで風情はあるが危険なかんじだったデッキが修復されて、きれいになりました!
下のピンクの丸が法輪寺さんのデッキの位置です。
ここからは渡月橋も見下ろせます。
法輪寺が「送り火の穴場」と言われるのは夕方5時に普段通り閉門するから。
フェイントをかけて8時に再開門!
お寺の方にきくと「開けっ放しだと治安が悪いのでいっぺん閉めます。」とのこと。
時間になったら暗い暗い石段を登って展望デッキへ上がりましょう。
知らなければこんなに暗い中、登っていく勇気が湧かないと思います。
8時から数分かけてくっきりとした大の字が灯りました。
そして「妙法」の火がほわっと空を染めるのも見えます。(字が読めるほどではありませんでした)
20分遅れて、大きな鳥居が出現しました。
鳥居の送り火は渡月橋の左側。
夕方6時から法輪寺前の通りも含めて、渡月橋〜松尾橋の区間が全面通行止めになります。
クルマの方はお早めに。
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https://bigkarasu.com/post-29.html虚空蔵法輪寺で五山送り火