毎年8月16日、井手町の万灯呂山の展望台で、赤い電飾60個の大文字が点灯されます。
高さは15m、横幅は18m。
この大文字は「万灯呂山の歴史を守る会」が行っていて、清掃、草刈りや植え込みのお手入れなど準備もたいへんだそうです。
万灯呂山の大文字は以前「探偵ナイトスクープ」でも取り上げられていました。桂小枝探偵が調査しました。
この地は昔は雨乞神事が行われた場所で、松明行列で山頂まで登り、山焼きを行ったそう。
眺望の右端にはなりますが、京都タワーや
左大文字も遠くに見ることができます。
普段の眺望も素晴らしく、芝生に座って楽しめるのもうれしいです。
車で山頂まで行けますが、途中離合不可能な細いところが多いです。
が、山頂に近づくと急に快適な道路に変わります。
万灯呂山展望台
所在地 | 京都府綴喜郡井手町多賀 |
料金 | 自由(夏の夜間は規制があります) |
アクセス | 車:山城多賀フルーツラインから標識がきっちり立っているので迷うことはありません。 |
駐車場 | 無料 |
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https://bigkarasu.com/mandoro.html井手の万灯呂山で大文字送り火
眺望は遠くなりますが、西山の金蔵寺の近くから
五山の送り火(鳥居形以外の5つ。船形は半分。)が見えるそうです。
東山の将軍塚に匹敵する素敵な眺望が広がるとのこと。
ただし金蔵寺へ向かう道(733号線)はとても狭く、離合不能な区間が多くて、昼間でも「対向車が来ないか・・・?」とビビリながら運転しなければなりません。
明るいうちに下見をすべきだと思います。
夜に対向車が来て、この狭いグネグネ道をバックしなければならないと想像するとゾッとします。
運転に慣れた方だけどうぞ。
こちらは金蔵寺山門。紅葉は素晴らしいです。桜もまた素晴らしく夢のような景色が広がります。
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https://bigkarasu.com/post-84.html金蔵寺近くから五山の送り火
写真は「一乗寺西橋」。北大路通と白川疏水が交わる地点です。
ここから白川疏水通を南下していけば、しばらくは
大文字がよく見えます。
叡電では「一乗寺」と「茶山」のあいだになります。
一乗寺西橋
次に、白川疏水と叡電の線路の交わる地点。
線路端の地蔵群と叡電と
大文字。
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https://bigkarasu.com/post-70.html白川疏水通で大文字送り火
嵯峨野の大沢池のほとりに立てば、大覚寺のお堂の上に
鳥居形が見えます。
鳥居形は大沢池の真西にあります。
8月の大沢池には蓮の花が咲き乱れています。
大覚寺では8月16日の
五山の送り火が終わってから、8月20日に法要(宵弘法)が行われます。
灯篭が池に浮かべられ、かがり火がたかれて、16日に帰れなかったおしょらいさんを冥界へ送り届けます。
「
嵯峨の送り火」と呼ばれます。
(youtubeより)
大覚寺大沢池
所在地 | 京都市右京区嵯峨大沢町4 |
日時 | 8月20日 午後5時より |
料金 | 無料、(献灯には料金が必要です) |
アクセス | 市バス「大覚寺」下車(京都バスは「大覚寺道」下車)、北東へ徒歩5分 |
駐車場 | 駐車場は閉鎖されます |
大覚寺のまわりは田んぼが多いので、鳥居形を見やすいところはたくさんあります。
道路からよく見えますので、農地に入っていったりしないようにお気をつけください。
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https://bigkarasu.com/osawanoike.html大覚寺大沢池から鳥居送り火
8月16日は屋上を開放する京都の病院はいくつもあります。
迷惑になってはいけないので、くわしくは書きませんが、患者さん、家族の方、お友達、それに近所の人まで大勢で屋上に出て送り火を見るというのが通例になっている病院も。
全部の送り火を見ることができる素晴らしい立地の病院もあるそうです。
幸か不幸か、ご家族やお知り合いが入院中なら、尋ねてみてください。
病院のうえだから、浮かれる気分にもならず、いろいろと考えさせるものがある・・・そんな夜になるかもしれません。
綾辻行人さんの小説に「六山の夜」があります。
これはまさに病院の屋上から送り火を見るおはなしです。
五階建の建物の屋上。病院の名前は深泥丘病院。
入院患者とその家族、そして病院関係者だけが見られる五山送り火の景色を書いています。
(去年までは近所のひとも誰でも上がれたのが、事故があってから部外者は入れなくなった...というのもありそうな話でリアリティーがあります。)
小説のなかの送り火は、大、妙法、船、鳥居ではありません。
人文字山の「人」
水魚山の「永」
竜見山の「火」の右の点が抜けたもの
青頭山の「目のかたち(猫目)」
耳山と刀山の「虫虫」
となっていて、他にも如呂塚、紅叡山、深蔭川、黒鷺川など思わせぶりなネーミングがたくさん出てきて妖しさたっぷりです。
そして、今年だけは保知谷の無無山に六つ目の送り火が灯るという...。
そんなおはなしです。
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https://bigkarasu.com/byoin1.htmlとある病院の屋上から五山送り火
一乗寺の圓光寺さんの境内は高台になっていて、石垣の上まで来れば法の字・船形・左大文字の送り火を見ることができます。
圓光寺境内から見る妙法の法の字形。
圓光寺境内から見る船形。
普段は夜は閉まっているのですが、8月16日だけは近所の方のために山門を開放してくれています。
裏山の家康公のお墓あたりへ行けばさらに素晴らしい眺望がありますが、当日は登れるのかどうか未確認です。
圓光寺
所在地 |
京都府京都市左京区一乗寺小谷町13
|
アクセス | 市バス「一乗寺下り松町」下車、徒歩8分
叡山電鉄叡山本線「一乗寺駅」から徒歩12分 |
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https://bigkarasu.com/enkoji.html圓光寺で五山送り火
北白川にある京都造形芸術大学は登るのもためらうくらいの階段の上にあります。
階段は正面だけではなく、どこまで行っても階段があり、山の斜面に校舎が点在しています。
ここに通う学生さんや職員さんは必然的に健脚になります。
吉田松陰の銅像まで登れば、鳥居以外の四山が見えるそうです。吉田さんのところは木が伸びてほとんど眺望はなくなっていました。
一番上のすごい展望台や建物の上層階に登ればさらに良い眺望がありますが、こちらも8月16日は関係者のみで一般開放はしていません。ホームページによれば、学生さんでも入れないようです。(学生さんは事前の抽選に当たれば、鑑賞できるそうです)
左大文字・船形・妙・法がほぼ等間隔に並ぶ素晴らしい眺望です。
左大文字。
船形。
妙法の妙。
妙法の法。
大文字は農園のほうからすぐ近くに見えます。
京都造形芸術大学
所在地 | 京都市左京区北白川瓜生山2-116 |
---|
アクセス | 市バス 「上終町京都造形芸大前」下車 |
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関係ありませんが、北白川バッティングセンター(北バチ)が閉店したのが残念です・・・。
関係ありませんが、天下一品本店は木曜日でもお盆は営業しています。
関係ありませんが、バス停のところのパン屋さんはおいしいです。
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https://bigkarasu.com/kyoto-zokeikeijutsu-daigaku.html京都芸術大学(京都造形芸術大学)から五山の送り火
2011年8月16日。
今年は
舟形の送り火をゴルフ場から見ることにしました。
通り道、送り火点火前の7時頃の山の様子を撮りました。
神楽岡から見た大文字。
薪はすでに積み上げられ、白いカバーがかかっているようです。
マツヤデンキ駐車場から見た法の字。
教習所から見た妙の字。
見物人の姿はちらほらといったところ。
近所の人たちはきっとギリギリにうちを出てくるのだと思います。
予定通り
舟形の送り火を堪能しました!
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https://bigkarasu.com/post-69.html五山送り火直前の様子
裏山に舟形を背負う京都ゴルフ倶楽部舟山コースからは大迫力の
舟形の送り火を見ることができます。
建物のすぐ後の斜面に船の字形があります。
京都ゴルフ倶楽部舟山コースではレストラン主催の
大文字送り火鑑賞スペシャルディナーバイキングが行われています。
レストランの窓からは
大文字の送り火が見えます。
京都市北区西賀茂船山
時間:午後5時〜
場所:京都ゴルフ倶楽部舟山コース2階レストラン「京都アスラポートダイニング舟山」
料金:12,000円(税込)アルコール含むフリードリンク
(2019年の例)
公式サイト:
http://www.adachi-group.co.jp/kyoto/funayama/
また、
京都ゴルフ倶楽部舟山コースでは、近所の方向けにコース上を無料開放しています。
時間は8月16日午後6時頃から。
クラブハウスの方には行かず、手前からコースに入っていきます。
係の人が案内してくれますので、迷うことはないはず。
ただし、車での来場は禁止。
近隣にコインパーキングもほとんどありませんから、やはり近所の方のサービスといえるでしょう。
クルマの場合は500円でクラブハウス駐車場を利用できるようになりました。
京都ゴルフ倶楽部舟山コースへのアクセスは、バス停「西賀茂車庫」下車徒歩10分。
地下鉄烏丸線「北大路駅」からタクシーを利用するのもよいでしょう。
ゴルフ場さんの好意による無料開放です。
芝を傷めないような靴で行きましょう。煙草も遠慮すべきです。
わたしは2011年の8月16日にここで
送り火を見ました。
グリーンの回りだけは柵で囲ってありましたが、その他の大部分には自由に入ってよいとのこと。
夜のゴルフ場は風も通って気持ちが良いです。芝生はふかふか。
暗い芝の上でこどもたちが狂喜して走り回っていました。
8時前には広いコース上に20人くらいしかいませんでしたが、火が点いた頃からどんどんと増え、最終的には100人を超えていたのではないでしょうか。
こどもたちは
本能的にバンカーに入りたがるようです。
スタッフの方が
「ああ〜足跡がいっぱいついとる・・・」と悲しそうな声を出していました。
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https://bigkarasu.com/golf-funayama.html京都ゴルフ倶楽部舟山コースで五山の送り火を見ました
※ 船岡山公園は年々まわりの樹々が伸びていて眺望が減っています。
以前は鳥居以外の四山がよく見えましたが、2021年6月の時点では木がボーボーで左右の大文字以外はがんばらないとなかなか見えませんでした。現時点では建勲神社の拝殿前から東の方向を見るか、山頂付近から西側の左大文字ひとつだけを見るのが見やすかったです。
2023年までにすっきりとした眺望を復活させるための改良が行われるそうです。
船岡山は北大路通の南側にある112メートルの小高い丘。
平安京の中心線の基準となった丘です。あの清少納言もここらへんを牛車でうろうろしていました。
雲林院とか寄ったりして。
船岡山からの五山の位置関係。一番近いのは左大文字です。
(写真はgoogleより)
左大文字と船形。(西〜北方面)真ん中手前の小山が船岡山です。
妙法・比叡山と右の大文字。(東方面)
左大文字の火床から見る船岡山。
遠くに吉田山と右の大文字も見えます。
右の大文字・左の大文字・妙法・舟形と、鳥居形以外5種類の字形がよく見えるので、当日は人でごった返します。
右の大文字。
船形。(雪の日の写真ですみません)
左大文字。
左大文字は近いので迫力があります!
妙法。(雪の日の写真ですみません)
1つの地点から5つの字形をいっぺんに観覧するポイントはありますが、そのポイントはとっても狭いです。
チャレンジしてみてください!(昼間は見えましたが、当日は人が多くて無理かも)
また、建勲神社の拝殿前からはまっすぐ先に右の大文字が見えます。
大文字はほぼ正面。
以前は建勲神社も木がボーボーであまり眺望はよくありませんでしたが、現在はきれいに切りそろえられて妙法も見えるようになっています。
妙法がどちらもよく見えます。ちょっと斜めですが。
無理すれば船形も見えます・・・。
アクセス:JR京都駅から市バス206、京阪三条駅から市バス12、河原町三条から市バス205で「船岡山」下車。
船岡山の眺望復活事業のニュース
船岡山からは、京都タワーと伏見桃山城が重なりそうに近く見えます。
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https://bigkarasu.com/post-2.html船岡山と建勲神社で五山送り火