吉田山へは、東側の神楽岡コースの道を登りましょう。
途中の斜面の至る所から遮るもののない
大文字を見ることができます。
そこは大正時代に谷川茂次朗が作った高級貸家住宅群。トータルコーディネイトされていてとても落ち着いた雰囲気の場所です。当時は京大の先生たちが借りたのだそうです。
大文字がきれいに見えるところは無数にありますので、好きな場所を探してみてください。
(吉田山から見る大文字)
北のほうへ歩くと法の字も見えます。
吉田山の上まで登ってしまうと、木が繁っていて、眺望のあるところは少なくなります。
わかりやすいのは吉田山山頂の休憩公園と、カフェの
茂庵です。
山頂の公園は以前は汚いかんじでしたが、現在はきれいに整備されて東屋があり、大文字が見えるように樹木の剪定もされています。
ばっちり大文字の字形が見えます!
太文字になっているように見えますが。
大正末期に建てられた
茂庵。
茂庵は予約が必要ですが、窓の両側の「大」と、「船形」「鳥居」を見ることができるスイートスポットです。
茂庵の西側の窓の向こうには
左大文字。
詳細はこちら
>> 茂庵 公式サイト
吉田山には北側からも登れます。距離は短いもののけっこうな斜度で息が切れます。さすが京都の誇る末端膨隆丘!
こちらは竹中稲荷神社。吉田山山頂や茂庵より南側です。
吉田山のふもとの
吉田山荘では大文字送り火の鑑賞会を行っています。
吉田山を下りても、
大文字はこんなによく見えます。
神楽岡通りまで下りてきました。大文字は高い位置にありますね。
大文字の火床から神楽岡を見てみるとこんなかんじ。
窓から大文字が見えるお宅や建物もいっぱいありますね。いいなあ。
11月下旬紅葉シーズンの大文字。
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https://bigkarasu.com/post-16.html吉田山、神楽岡、茂庵で五山送り火
五条通りに面して建つ大きなイオンモールが
イオンモール京都五条。
この
イオンモール京都五条の最上階駐車場から
五山送り火の多くを見ることができます。(妙法以外の4山の送り火が見えます。)
警備員さんも配置されていますし、送り火の時間になると照明が落とされ、鑑賞しやすいように配慮されています。
イオンモール京都五条は、夜11時まで営業しています。送り火が終わってからもまだまだ楽しめます。
夏のイオンモール京都五条。
そのむかしはイオンモールハナといいました。写真はハナのころのもの。
イオンモール京都五条の駐車場は1700台。
平日休日ともに3時間まで無料。
その後2時間は30分100円。
となっています。(料金体系は取材当時のものです。)
屋上の駐車場の様子。(全国のイオンモールと同様、コンクリートの塀はけっこう高いです。)
昼間でもふたつの大文字はくっきり見えました。鳥居形も見えました。
写真では見づらいですが、右の大文字。
左大文字のすぐ右に食い込んでいるのが船形です。
送り火は船が大に食いこんだ状態。
当日は最上階駐車場にクルマを停めることはできませんので、エレベーターかエスカレーターで登ります。
ショッピングゾーンでスターバックスなどの飲み物や、銀だこなどの軽食をテイクアウトして屋上にあがるのも楽しいです。
(せっかくですのでイオンでたくさんお買い物を!)
ちょっと外壁が高いのが難点ですが、高い料金を払わなくても
送り火が鑑賞できる京都市民の
穴場スポットとなっています。
※ 100円ショップで売っているようなコンパクトで軽い踏み台を持っていくと便利です。背の低いひとはなにかしら対策をしたほうがよいと思います。(ダイソーでは400円だったと思います。)
一階下の5階駐車場は、塀がすこし低いので見やすいです。ですが、こちらは開放感も風情もありませんのでおすすめはしません。
イオンモール京都五条公式サイト
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https://bigkarasu.com/post-26.htmlイオンモール京都五条で五山送り火
二条城の北に建つホテルルビノ京都堀川からは「大文字」「妙法」「船形」「左大文字」の送り火を見ることができます。
鳥居形だけが見えません。
ルビノ京都堀川では宿泊プラン「五山送り火観賞と舞妓さんの夕べ」を用意しています。
五山送り火を鑑賞するだけでなく、舞妓さんの踊りや一緒の記念撮影もできる特別なプランとなっています。
舞妓さん >> ディナー(和洋折衷の特別コース) >> 送り火鑑賞 という流れになっています。
翌朝はレストラン「ブランヴェール」で、京のおばんざいなど和食と洋食メニューのブッフェを。>>ルビノ京都堀川の予約状況をいますぐ見てみる
ホテルルビノ京都堀川
京都府京都市上京区東堀川通下長者町下ル3-7
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https://bigkarasu.com/rubinokyotohorikawa.htmlホテルルビノ京都堀川で五山送り火
阪急「西院駅」近くに建つリノホテル京都では、五山送り火を鑑賞する宿泊プランを用意しています。
送り火を鑑賞するのはリノホテル京都の建物ではなく、お隣の冨士ビルディング屋上になります。>>リノホテル京都の予約状況をいますぐ見てみる
送り火は、妙法の文字が少し欠けるものの、全ての送り火が見えます。
特に左大文字・船形・鳥居形はきれいに見えるそうです。
チェックインのときに大文字鑑賞チケットを受け取り、時間になったらとなりの屋上に上がるという気楽なプラン。お値段も手頃です。
夕食はついていないので、各自が自由にとることになります。
鑑賞のときには、缶ビールかソフトドリンクがもらえるというこれも堅苦しくないかんじです。
翌朝のごはんはついています。
ホテル2階レストラン「ルヴァン」で40種類の和洋ビュッフェになります。
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https://bigkarasu.com/rhinohotelkyoto.htmlリノホテル京都で五山送り火
今回はどちらかというと見えない情報です...。
くろたにさんこと金戒光明寺さんは高台に建っていて、想像するにいかにも送り火がたくさん見えそうな気がしていたのですが、
実際行ってみると、あまり見えるところがありませんでした。
建物がどれも巨大だから、あまり山が見えないのです。
送り火を見ようと思ったら、墓地に行かなければなりません。
北側の墓地の入り口付近から、真如堂の三重塔越しの大文字。
墓地の奥へ入れば、鳥居形や左大文字がいちおう見えます。
一番高い文殊塔前からは、見えそうで見えない。鳥居が上半分くらい。
歩いてみてわかったことは、金戒光明寺さんの墓地がめちゃくちゃ広いことです。
迷路のようになっていて、出られるか不安になるところもありました。
どちらにしろ、夜にお墓をうろうろするわけにはいきませんので、送り火をみるのは他の場所にしましょう。
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https://bigkarasu.com/konkaikomyoji.html金戒光明寺から五山送り火
将軍塚青龍殿ではなく、無料の将軍塚市営展望台(東山山頂公園展望台)のほうです。
京都の若者たちが夜中に夜景を見に来るところです。
8月16日の五山送り火ではなにが見えるかというと、鳥居形と左大文字です。
左大文字は見えるには見えるのですが、近くの木が伸びてかなり見にくくなっていました。
五山送り火当日は、東山ドライブウェイが規制されて通行止めになりますから、歩いて登ってくる価値のある場所とは言えなそうですね。
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https://bigkarasu.com/shogunzuka-shiei.html将軍塚市営展望台から五山送り火
吉田山の南側はでこぼこした面白い地形の場所で、小さい丘のようなところがいくつもあります。
そのひとつが吉田神葬墓地。太元講社の管理する墓苑です。
通りから一段高い見晴らしの良い丘にお墓が並んでいます。
東側には如意ヶ嶽の大文字。
西のほうには左大文字と鳥居形が見えます。
鳥居形は陽炎の向こうに遠くに小さく。
送り火の夜に墓地内に入れるかどうかはわかりませんでした。管理事務所には誰もおられませんでしたので。
吉田神葬墓地
京都府京都市左京区吉田下大路町
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https://bigkarasu.com/yoshidashinsobochi.html吉田神葬墓地で五山送り火
一乗寺の詩仙堂や八大神社辺りまで坂道を登れば、船形や左大文字・妙法の法の字が見える場所が増えてきます。
八大神社。
特にここがいいという場所はないのですが、近所の方々が道に出て、送り火を眺める姿が見られます。
八大神社の鳥居から見える法の字。
少し登って野仏庵の門前あたりから見える船形。
稱名寺さんから見える左大文字。
坂道をずんずん登れば、狸谷山不動院さんです。さらに眺望は広がります。
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https://bigkarasu.com/shisendo.html詩仙堂・八大神社辺りから五山の送り火
晴明神社の少し北、堀川通沿いに建つ西陣織会館は、いつでも無料で入館できて、着物ショーも無料で見ることができるところ。
西陣織会館の屋上からは鳥居形以外の五山の送り火が見えるそうです。
2017年は事前申し込み制でひとり2000円、先着150名となっていました。
最新の情報は西陣織会館さんにお尋ねください。
西陣織会館
京都府京都市上京区堀川通今出川南入
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https://bigkarasu.com/nishijinorikaikan.html西陣織会館から五山の送り火
泉涌寺の塔頭寺院の
悲田院さんは高台に建っていて、境内のわきは見晴し台になっています。
五山の送り火は「左大文字」と「船形」が見えます。
が、わたしが訪れた日は霞んでいて写真にはなにも写りませんでした。こんど改めて見に行きます。
悲田院さんは拝観できるお寺です。仏像、襖絵、屏風などの寺宝(快慶作といわれる宝冠阿弥陀如来坐像や土佐光起&土佐光成の襖絵など)を住職自らの解説付きで超至近距離からじっくり見せていただけます。
要予約で500円の拝観料が必要です。わたしは飛び込みで行ってみましたが、丁寧に案内してもらえました。
【追記】
というわけで、もう3年も経ってしまいましたが、
悲田院さんの高台に再び行きました。
今日は青空です。それほどすっきりではありませんが。
お寺の方の話では「鳥居」「左大文字」「船形」「妙法」の四山が見えるそうです。
右の大文字だけは見えないとのことでした。
左大文字と船形の字形はよく見えます。
鳥居はこのへんですが、はっきりしない。
愛宕山のポッコリの左下あたりのはず。
妙法はこのへんですが、はっきりしない。
ということで、左大文字・船形以外ははっきりしないレポートとなりました。あしからず。
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https://bigkarasu.com/hiden-in.html泉涌寺 悲田院から五山送り火